京急線黄金町駅より徒歩5分、または市営地下鉄線阪東橋駅より徒歩3分。鎌倉街道沿いにある『(有)荒井黒板製作所』。
1965年創業の、黒板製作の町工場です。市内各地の学校やお店などに黒板を販売、取り付けまでしています。
もともとは地域ごとにあった黒板屋さんも、時代の趨勢で、横浜市内ではここともう一つを残すだけになりました。
「黒板は残る」と力強くおっしゃる三代目社長の長尾さんのもと、丁寧な手仕事で、質の高い黒板を製作しつづけています。
ひと口に黒板と言っても、さまざまな種類があります。
戦後しばらくは、漆と石の粉を混ぜた塗料を木製の板に塗り、磨いては塗ってを繰り返す製法で、黒板の板面は本当に黒かったそう。その後、目の保護のために緑の塗料が使われるようになり、現在一般に目にする黒板が生まれました。
当製作所では昔ながらの“本当に黒い黒板”も販売しています。カフェなどのお店のメニューボードや、工事現場でも使われることがあるとか。
オフィスなどで使用されることの多いホワイトボートも販売しています。
ホワイトボートの黒バージョン、ブラックボード(写真右)も扱っています。蛍光マーカー用で描線がよく目立ち、飲食店などでよく使われています。
こちらは、ビューボードという特別な板面のホワイトボード。
マーカーではなく、専用のチョークを使用して記入します!パラフィン(ローソクの原料)から作られたチョークで、口に入れても害がなく、消すときに粉も飛びません。小さなお子さんのいる場所や、料理教室には最適なボードです。光の反射も目立ちにくく、映写も鮮明に映るそうです。
時代がめぐり、また見直されている黒板。家庭のなかでも、こどもたちの落書き用として使われることが増えてきました。
「長く続けてやっているので、ご相談いただければいろいろとご提案いたします。数少ない黒板屋ですから、ぜひ」と長尾さん。
メモなどにも使えるキューブ型の黒板など、愉快なアイテムも扱っています。
こんな風に使いたい……など、黒板に関することはぜひお気軽にご相談ください!
(有)荒井黒板製作所
045-251-2530
横浜市中区曙町4-53 (地図)
8:30~17:30
定休日 土曜・日曜・祝日
駐車場 なし
※記事は2016年6月時点のものです。