ラステル久保山セミナー 出張~お坊さんとのおしゃべり会(藤棚わいわい広場)

家族葬の『ラステル久保山』では、参加無料のイベント・セミナーを毎月開催しています。
お坊さんをお招きしてのおしゃべり会や、座禅や写経の体験講座などがあり、普段なかなか触れる機会のない仏教のお話を、お坊さんから直接聞くことができます。
2017年10月25日(水)に「藤棚商店会・藤棚わいわい広場」にて、「出張おしゃべり会」が開催されました!

①看板サイン

②店頭

当日は、会場いっぱいにお客さまが集まりました。
講師としてお招きしたのは、浄土真宗光明寺の僧侶である松田卓也先生。仏教にまつわるお話を、やさしく、ゆかいに語ってくださいます。

③講演メイン

松田先生の属する浄土真宗は日本でいちばん大きな宗派なのですが、横浜周辺はお寺の数が少なく、近隣の川崎と合わせても三十あるかどうかとか。高知に本家のある光明寺の別院を横浜につくるべく、奮闘中です。
浄土真宗は、「修行しなくて良し」、「頭を丸めなくて良し」とされ、煩悩をなくすことを趣旨にはしていないそう。煩悩があることを自覚することを重視し、尽きることのない煩悩と向き合い続けることが大切とされています。
「お家にある仏壇の扉は開けていますか?」と松田先生から質問がありました。本来は、朝に開けて、夜に閉めるものであるそう。仏壇はそもそも「お寺の出張所」という考え方で生まれたもので、「仏壇に手を合わせることは、ご本山に手を合わせることと同じこと」なのだとか。お寺の門が朝に開き、夜に閉じるように、朝夕の二回手を合わせるのが日常のお勤めとなるそうです。もちろん、仏壇の大きさや種々のご事情によってむずかしい場合は、開け閉めに縛られることはないとのこと。
また、仏壇と神棚を同時においても良いかどうかという話から、江戸時代までの神仏習合、明治時代に至っての神仏別離の歴史が語られました。日本では古来、神様と仏様の習わしを合わせた神仏習合の考え方に則り、《仏教→神道→陰陽師》の序列ができあがっていました。仏様は“彼岸”にいる存在であり、“此岸”にいるわたしたち人間を救うために、仏様が此岸にやってきた姿が神様であるという考え方です。その歴史を振り返ると、お寺と神社をいっしょにお参りすることは、別におかしくないということがわかりますね。

④講演サブ

「戒名・法名」についてのお話もありました。いまは亡くなるときにつけられる名前、というイメージがありますが、本来は仏門に入るときに名づけるものでした。どのように法名がつけられているかで、その人の信仰がわかります。
お話の最後は、「供養」という言葉の解説でまとめられました。さまざまなつながりやご縁によって生かされていることを“忘れないために”手を合わせることが供養であるとか。“おかげさまで”や“ありがとう”の気持ちをもって日々を生きることが大切であると、お話は結ばれました。

⑤第3地区町内会自治会協議会第一部会 笠原会長

その後の質疑応答も活発になされ、「樹木葬はどうでしょうか」、「般若心経の写経は一年に一回必ず書かなければいけないのか」、「煩悩に振り回されている時はどうしたらいいのか」等、切実な質問に先生が丁寧に答えていきました。
毎月、月末の日・月曜日の二日間、ラステル久保山では松田先生による講座があります。
「お時間がありましたら、お気軽に遊びにお越しください」と松田先生。ご興味のある方は、ぜひご参加くださいね!

⑥藤棚商店会 阿部専務理事

おしゃべり会のあと、藤棚商店会・専務理事の阿部さんにお話を伺うと「楽しく、ためになる、徳を積める素晴らしい話で、内容が濃くてとてもよかった」とおっしゃっていました。
藤棚わいわい広場では今後も定期的にイベントを開催予定。お買い物の途中に、どなたでもふらりと立ち寄って休憩できるスペースです。冷蔵庫の使用もOKなので、傷みやすいものをいったん冷蔵してから、また別のお店に向かうという使い方もできます。軽食やコーヒー、お茶の販売もおこなっています。商店街へお買い物にいらした際は、ぜひご利用ください!

※記事は2017年11月時点のものです。


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